~かけがえのない歯を大切にする治療、価値ある治療結果、そしてつらくない治療をめざしています~

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「20年」

もうこの場所で20年以上診療してますので
長いお付き合いの患者様が増えてきました。

私が前にいた医院からいらしている方もいるので
もう25年とか

もう友達?親戚みたいな感じ?でしょうか

私は皆様と一緒に歳を取っているのだなあと感じます
気分的には何も変わっていないのですが

私が前に勤務していた医院は全国的にも有名な医院で
日本中から患者さんが来院されました。

わざわざ遠くから探していらっしゃるくらいですから

多くの患者様がそれまで歯のことで
かなり苦労されていたりして

そしてそういう方は歯科に対して
時に不信感の塊のようになっていたりして

今だから言えることですが
すごいこわい感じの人もいました

それくらい苦労されてきたのだと思います。
すこしでも何かあると
「やっぱりおまえもか!」
みたいな感じで
ガツーンと反応が出て

そういう方に限って
治療的にも難症例になってしまっていて
こちらも日々頭を抱えながら
方針を考えて

広範囲の治療の場合は
何カ月もかかりますので
途中で歯科に対する
不安感、不信感が再燃したりして

時にはもめにもめて
でも関係は決して切らずに

最後にはいい形でまとめられるように
お互い、努力するわけです


私のほかにも若い歯科医が何人かいました

ある先輩は腕も人も良く
でもある患者さんとひどくもめてしまい
憎しみをぶつけられて
しばらく悩んでいて

でもその先生も患者さんもいい人どうしなのに
どうしてそんなことになってしまったのか

私も先輩から相談を受けて
でも悪いのは病気なんですよね
というと
「そうなんだよ、悪いのは
病気なんだよなあー」

と、普段は飄々としている先輩が
医局で目頭をおさえていました


その医院の院長先生は
私が若いころ目標にしていた人で
もう亡くなってしまいましたが

ものすごい腕と頭の切れる
ハートの熱い先生で
いっつも歯科のこと
歯科が世の中にできることばかり考えていて
(私にはまねできません)

私がいろいろ落ち込んでいても
その先生と診療後に酒を酌み交わすと
自分、なかなか悪くないな、
みたいに元気がみなぎってきて

臨床に経営にも
非常に厳しい人でしたが

それでも最後の最後に
「理」よりも「情」のほうに
「ポキッ」と折れるようなところがあって

最後に大事なのは
そこなんじゃないか、って
勉強になったものです。














 
2023年11月16日 16:59

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